思考の道場ヒルガチ、ゲンカイモンの挑戦!クリティカルシンキングの世界へようこそ!

初めまして。

「昼から生でガチバトル!」エグゼクティブ・プロデューサー、ゲンカイモンと申します。

本コンテンツでは当番組をプロデュースする上での、私のポリシーをお伝えさせていただきます。

なお、番組タイトル「昼から生でガチバトル!」は少々長いので、「ヒルガチ」と親しみを込めて呼んでいただけるととても嬉しいです。

あなた専用のフィルターバブル

情報が洪水のように大量に押し寄せる現代。

「実は気づかぬうちにあなたが望む情報だけを見せられているのですよ!」

こんなこと言われたら少し怖い気がしませんか?

マインドコントロールとまでは言いませんが……。

あなたのスマホには、あなたが関心を持つであろう広告、商品、動画、SNSアカウントなどが繰り返し表示されます。

ある商品を1回クリックしたら、関連商品の広告が何種類も何度も表示される。

そこに何か得体のしれない不自然さを感じながらも、慣れてしまい気にも留めないかもせれませんね。

なぜ、こんなことが起こるのでしょうか?

便利なスマホの裏に隠れる真実をこれからお伝えします。

パーソナライズ (サービスの最適化) という機能があります。

各プラットフォームがあなたの過去の検索履歴、投稿内容、購買行動など多岐にわたる要素を分析、表示する広告やアカウントの優先順位を決定する機能です。

興味があるコンテンツを中心に提示してくれるので、ほとんどのユーザーはとても便利な機能と肯定的に捉えるでしょう。

実はこれが落とし穴。

あなたと異なる意見、新しいトピックに遭遇する機会が大きく奪われるからです。

しかも、あなたはその自覚がほとんどない。

結果、同じ意見を持つ者同士が集まるようになる。

このような状態をフィルターバブルと呼びます。

他の情報に触れる機会が減少し、まるで泡の中にいるように視野が狭くなることからこう呼ばれます。

あなたは気づかぬうちに、各プラットフォームのアルゴリズムによって作られた「あなた専用の泡」の中にいるのです。

この言葉の創作者は同名、『フィルターバブル』の著者イーライ・パリサー。

著書の中で、
「我々を新しいアイデア、話題、重要な情報から締め出す」
「我々の狭い私欲が世界のすべてであるという印象を生み出す」
とそのリスクを警告しています。
https://bookmeter.com/books/10616764

エコーチェンバー現象で硬化するあなたの常識

フィルターバブルの快適な環境。

そこではさらに、あなたの思考を固定化する現象が相乗的に進行します。

SNSで繋がるのはあなたと同じ価値観を持つアカウントばかり。

前述の通り、パーソナライズ機能があなたの相性にピッタリのアカウントを選び提示するからです。

あなたの投稿へは「わかる!」「その通り!」「あんたが大将!」などの共感と、「いいね!」が集まり異論を唱える者は皆無。

あなたの意見が肯定、承認される体験はとても快適ですよね。

このように、閉じたコミュニティの中であなたと同じ意見ばかりが飛び交い、まるで音が増幅されるエコーチェンバー (反響室) のように、その意見が何度も繰り返し共有され強化されていく。

結果、自分の考えが絶対的に正しいという確信だけが雪だるま式に膨らんでいきます。

これがエコーチェンバー現象。

この反響室の中にいると自分の意見が世間の「常識」であり、あたかも社会全体の総意であるかのような錯覚に陥ります (錯覚するかどうかは人によりますがその可能性がゼロではないということ)

やがて、異なる意見は遮断するか、排除すべきノイズとして対立するようになる。

エコーチェンバー現象の心地よさに抗うことは非常に困難です。

同じ「価値観」同士でのコミュニケーションは、とても気持ちがよいですからね。

しかし、その心地よさの裏であなたの、普通、常識、当たり前が血行不良で肩が凝るように硬化しているとしたら……。

思考プロセスから徐々に柔軟性が失われているとしたら……。

自覚しにくいのでとても厄介。

フィルターバブルとエコチェンバー現象が、多様な思考を蝕む温床なのかもしれません。

価値観の相違の不認識がすれ違いを生む

我々の善、悪、常識、普通、当たり前、好ましいこと、好ましくないこと……。

これら「価値観」はどのように形成されるのでしょうか?

宗教、家族構成、読んだ本、関わった人、受けた教育、コミュニティなどの個人的要素。

そして、道徳、法律、条例、校則、社内規約、町内の規則、公共の場でのマナーなど、社会的要素が考えられます。

これらは偶然の力が強いです。

誰と出会い関わり合うかなんて選びようがありませんね。

これら、無数の偶然の積み重ねで「価値観」が形成されます。

家庭が極貧の一人っ子と、大富豪の家の10人兄弟の長男では、「価値観」が大きく異なるであろうことは、あなたにも容易に想像できるでしょう。

「〇〇本の著者の考えにさぁー、結構、俺、影響受けているんだよね!」
「高校3年の担任だった佐藤先生覚えてる? 不登校だった俺が卒業できたのはあの先生のおかげなんだよ。だから、俺、教師になったんだ!」

こんな経験、あなたにもありますよね?

人は生きてる環境と出会いの中での経験から、「価値観」と共に人格が形成されるのでしょう。

個人的、社会的要素とも、それらとの遭遇はほぼ偶然であり、その組み合わせは膨大です。

したがって、あなたと私の「価値観」が異なるのはごく自然であり問題ではありません。

「普通さぁー、500円玉1個くらいだったらそのままもらっちゃうよなあー、いちいち交番に届けないっしょ!」
「それ普通じゃねぇーよ、 届けるのが常識だろう!」
※ 落とし主が被害届を出している場合、遺失物等横領罪に問われる可能性があるのできちんと届けましょう

このようにあなたと相手の普通や常識が異なる事例は、日常生活の中にいくらでも転がっています。

真の問題は、「人それぞれの “価値観” は異なるという事実を認識できない (認識しない)」ことにあります。

この認識を欠いたまま議論をすると互いの「価値観」がぶつかったとき、相手の属性 (性別、年齢、学歴、人格、国籍、出身地など) や思想 (宗教、哲学、芸術など) の批判に終始することに。

それは人格否定にも繋がりかねず、親しい友人や家族との間にさえ深い溝を生み、社会の分断を助長します。

分断を乗り越える鍵となるクリティカルシンキング

「人それぞれの “価値観” は異なるという事実を認識できない」

この問題に正面切って対処する方法、それが、クリティカルシンキングなんです。

批判的思考と訳すため、「相手の論理矛盾を探り出し論破するためのテクニック」と誤認している方が少なくありません。

実際は相手だけでなく、自身の考察や見解を第三者の目で観察するように、冷静且つ客観的に分析します。

むしろ、外 (相手) 向きではなく内省的 (ないせいてき:自分の考えや行動などを深くかえりみる) 思考法です。

教育認知心理学者、楠見 孝 (くすみ たかし) 教授が次のように定義しています。

「批判的思考とはマイサイドバイアスに陥らず自他の思考を吟味すること」

マイサイドバイアスとは自分の信念が正しいと思い込む心理状態。

これを前提に、私なりにクリティカルシンキングを解釈すると、

「相手の見解を耳にしたとき、それに対し反射的に浮かぶ自分の思考こそをまず疑い、その上で多角的な視点から熟考する態度」

となります。

ゲンカイモンの挑戦! ヒルガチはあなたの思考の道場!

「俺には解決できないからどうでもいい!」
「難しくてよくわからないから関わりたくない!」

世の中の問題や課題に対し、思考自体を放棄する無関心こそが、私たちの現在と未来にとり最大の脅威と考えます。

「ヒルガチ」は気づかぬうちに凝り固まった、そんなあなたの普通、常識、当たり前を揉みほぐし「無関心」の壁を打ち破る私なりの挑戦なんです。

そして、人それぞれの「価値観」はみな異なる事実を認識する。

そして、自分とは異なる「価値観」を互いに認めあう。

「価値観」はぶつけ合うものではありません。

尊重するものです。

それが有意義な議論、討論に繋がると私は信じています。

(ひ) いては世界平和にも…… (繋がるかな? 望)

エンターテインメントの要素を備えながら、事実と正確な情報 (最新の学術論文、最新の研究結果、最新の専門家や研究者の見解など) をもとにすべての番組を真剣に作り込み放送しています。

何を差し置いても「ヒルガチ」を、クリティカルシンキングを鍛える「思考の道場」にするためです。

そして、このスキルを鍛え上げたあなたは、
「フィルターバブル」
「エコチェンバー現象」
の落とし穴に落ちるリスクを確実に回避できるでしょう。

あなたと共に学びヒルガチは成長する

肯定側、否定側双方の意見に触れ、その論理や根拠を吟味し、
「この結論で本当によいのか?」
「結論に至る根拠に整合性はあるか?」
と何度も自らを省みる。

このプロセスの反復が物事の本質を多角的に捉える力と柔軟性、すなわち、クリティカルシンキングスキル向上へと繋がります。

そのお手伝いができれば、エグゼクティブ・プロデューサーとしてこれ以上の喜びはありません。

時に、私自身が中立でなければいけない立場でありながら、一方の意見に強く感情移入することがあります。

プロデューサーとしてまだまだ未熟ですね (人としても、笑)

だからこそ私自身があなたと学び、共に成長していきたいのです。

私の使命はあなたの知的好奇心を刺激するテーマを用意し、パネリストたちに熱い討論を展開させること。

それが、クリティカルシンキングスキルを鍛える最善の方法だと私は信じています。

さぁ、あなたも思考の道場の門を叩いてみませんか?

すでに多くの仲間たちが「道場ヒルガチ」で稽古に励み、脳みそに知的な汗をかいています。

次はあなたの番です。

入門される日を心よりお待ちしています。

ゲンカイモン


【初めて訪問された方へ】
まずは「ヒルガチの歩き方」をご覧ください。このコンテンツをお読みいただくことで、より深くヒルガチをお楽しみいただけます。

【クリティカルシンキングをさらに理解する】
クリティカルシンキングの概念について「クリティカルシンキングを極める」で解説しています。

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